佐藤慧、カンボジアでの一ヶ月Bar店長物語

「とても笑顔がステキな方なんです、まじで。人柄も半端ない。」

2015年8月、佐藤慧19歳。カンボジアでBarを経営する小澤貴也氏の元で、一ヶ月間働かせてもらうこととなった。今回は何に泣き、いかにたくましく育つのか?

表情豊かな「コニーBar」

慧がお邪魔することとなったコニーBarには毎日、カンボジアで活躍している成功者たちが集まる。その中で小僧・佐藤慧は、たくさんの成功者たちの素顔を目の当たりにする。毎月の飲み代に300万円使うという人に、ドンペリを開けてもらう。大成功している方の謙虚な姿を見、酒の席を楽しむ姿を眺め、

「この人クッソかっこええ」
「もうっ好きになりそう」

まずは3日目にして泣いて死ぬ

「なぜここに来て、何を得たいのかがブレブレ」「質問する姿勢が全くない」「けいくんはここに来て働くという覚悟が全く固まっていない」と、少しの会話で的確な指摘をされ、自分の未熟さに打ちひしがれ、酔い加減も手伝って店頭で号泣。

次の日、出向いた飲み屋で出会った大物の先客には、「なんでカンボジアに来たの?笑」「絶対間違えたね笑」「子供店長??笑」と、嘲りの尽くしを受ける。名前を告げると、「お前は豆だけ食ってろ」。

「覚悟を決めていく自分を認めさせる!」

与えられた一ヶ月間で、慧はどこまで成功者たちに認められることができるのか?

年商367億円の大富豪に出会う

コニーbarにて、絢爛な装飾で身を飾った女性に出会う。仕草一つ一つにセレブ感が漂っている。慧の嗅覚が働く。「むっちゃうざい」。

「大学辞めなさい。今すぐにここで働きなさい。どうせそのまま卒業しても東京の有名大学には勝てないわ。それが現実よ。みんな分かっているでしょう?わたしはウソをつきたくないから。本当のことを言っているだけ。そのくらいの大学なら中退した方がいいわ。よっぽどこういう場所で働いたほうがあなたのためになるわよ。」

『わたしは18歳の時に起業して、今では日本に200店舗、62社の会社を持っているわ。年商は367億円で・・・」

彼女の話はストレートでとげとげしいが、彼女がこれまで自力で築き上げた道のりに裏付けされた真実ばかりであった。当時大学2年生であった慧は、学校生活にかまけるばかりでなく、みずから広い世界に飛び込み学び、特に泣き時に感銘を受け、「自分も中退して早くから海外で働こうかな」という思いが強くなっていた。武器を持ってから戦うより、まずは飛び込んでその武器を身につけていくのもいいんじゃないか?

コニーbarのオーナーさんと出会う

オーナーである小西さんは現在「株式会社CONY JAPANの代表取締役」であり、CONY JAPANは主に新築、飲食、健康産業、さらに海外事業など幅広く行っています。慧の目をまっすぐ見て、真剣に答えてくれる器の大きさに感銘を受ける。そしてその小西さんから、真面目なアドバイスを頂く。

『何か事業を始めるなら、始めから高いところ見ながらやらないと、ある程度のもので終わってしまう。孫社長も社員が3人しかいない頃から、一兆企業を作ると言っていた。おれも後10年後には1000億企業作ったる。

経営っていうのは、【山登り】みたいなもんだな。その辺の山を登るのかエベレストを登るのかでは、ついてくる人間が全然違う。覚悟の度合いが違うんだな。だからな自分が目指すところをしっかり決めて、ステージが上がるごとに社員も入れ替えていかなきゃあかんねん。今CONY JAPANには熱いやつばっかやで。これから1000億企業に向けて、あとは登るだけや』

「むっちゃかっこええ」

若干28歳の成功者に出会う

その日も慧はコニーbarにて、カンボジアでの大物成功者に出会う。その言葉に慧の好奇心が揺れる。

「やりたいことが見つからないうちは、自分が信頼している人にとことんついていけばいい。その段階で一番大事なのは、与えられた仕事を期待以上にやること。誰も見てないと思うようなことでも、本気でそれを続けていれば必ず誰かは見てくれてるんよ。そしたら次のステージに上がれるし、ステージが上がるごとに自分がやりたいことも見えてくるねん。」

カンボジアでのたくさんの出会いの中から、自分に響くものをかき集め、自分と対峙していく慧。自分の未熟さと向き合い、時に泣きその痛手を糧にしていく。

残り3日して得た「気づき」

経営者小澤氏に、「今日の動きはよかったよ」と、お褒めの言葉を頂いた慧。しかし、その日の慧はお客さんを楽しませられず、女性のお客さんにガツガツ行けずに、凹みながら働いた日であった。そこで慧は、「自分の努力の仕方」に気がつく。「与えられた仕事を期待以上にやる」という言葉を胸に続けた努力がずれていたことにショックを受けるが、自分なりに努力することで、゛店長”としての努力を見逃していたことに気がつく。

自分の素質と真っ向から向き合ってくれ、的確な指摘を頂き自分の成長を促してくれる環境に感謝し、一ヶ月Bar店長最後の日を迎える。

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